始まりと終わり。

 昨日は全身が筋肉痛だったこともあってか、バッティングセンターには行きませんでした。実を言うと、センターに通うための資金はお祖母ちゃんに出してもらっています。本当はバイトしてでも通おうと思っていたのですが、いろいろ話し合った結果、その恩に甘えるということになりました。正直、負けたんだと思います。お祖母ちゃんの優しさにではなく、今の自分には「働く」ことなんてできないんだってことに。


 義務化、してしまうんですよね。お金を出してもらうと。僕のためを思って出してくれているんだから、絶対に通わないといけない。そういう義務が発生してしまうんです。これだと自主的な行動にはならない。通わないといけないから通う、それは何の進歩も生みません。


 だから、自分の手でお金を稼いで、そのお金で通いたかったんだと思います。もちろん、何かを成し遂げる上では「義務」というのは行動するためのひとつの手段だと思います。だけど、今の自分にはそれは重圧にしかならない。最終的に、その重みに耐えられず、逃げ出してしまうんだよ。


 ・・・本音を言えば、たぶん、やろうと思えばバイトだってなんでもできると思う。でも、怖くてできないんだろうな。つくづく感じるんですよ。始まりと終わりが一番苦しいってことに、実体験から。後戻りできない始まり、なにかを失う終わり。なにかを始めるってことは、終焉も存在するってこと。それに怯えてるんだろうな。