鮮明過ぎる夢

今日はフシギな夢を見た。大人子供交ざってレースをしていた。群がって坂を上ったり、とてつもなく細い道や高低のあるクネクネした道を走ったりした。それを越えると、今度は水中のジグザグした窮屈な迷路を必死に泳いで出口から出た。するとまたスタート地点に戻った。2周らしい。


2周目からは順位がなぜか表示されている。3位だった。周囲を見渡すと数人しかいない。デッドヒートという状況らしい。とりあえず直線に差しかかったところで抜いて1位に躍り出てみた。そういえばロッククライミングみたいなのもあったな。壁が反り返っているわ、その壁がクッションみたいに柔らかくて力が入らないわ、でしんどかった記憶が残っている。


そんなこんなで最後の水中戦もなんとか制して水中から出ると、ひとがいた。外国人で英語を喋っている。なにがなんだかわからないけど、クイズを全部クリアしたら正真正銘のゴールという設定みたいだ。どんどん答えてついに最終問題に入った。後ろを見るともう列ができていた。ここで失敗したら1位は無理だろうなと思った。そして問題、外国人がカタコトで「これ(パン)を見てどう思いますか?」と聞いてきた。意味が分からない。どういう意味だ。焦っていたので「どうなっているかってことですか?」と問うと「イエス、ソウデース」と返してきた。なので「焼きたて」と答えた。


「・・・正解デス」


となぜか小声でニッコリ笑いながら伝えられた。正直ポカーンとなった。こんな答えで正解なのか。そして、おめでとうと言いながら「賞金の1億8000万円です」と渡された。これまたなぜこんなに具体的な金額なんだ。本当におかしな話だ。自分も自分で「税金で半分くらい取られるなぁ」とか真面目に考えていたりしたこともさらなるバカバカしさにつながった。まあ、なにはともあれ、すごい大金が手に入ったんだ。もらってもいいよね。ようし、何に使おうかな。


そうして夢は終焉を迎え、深いため息をついたのは言うまでもありません。