親友との思い出

最近寝るたびに夢を見る。見ないときはないんじゃないかぐらいに見る。それもいつも友達との夢。どんな内容かは忘れてしまったけど、必ず小中の友達が出てくる。なつかしさ以上にむなしさが残る。高校に行ってたら、つらいながらも友達とワイワイできていたんじゃないかなと思うと。それほど、今から考えてみたら小中時代は本当に楽しかった。当時の自分は「狭く深く」がモットーみたいなもので、本当に良い親友に出会えたし、いろんな楽しい思い出ができたし、「縁」という意味ですごい充実していたと思う。


だから余計に今がつらくなる。本当にあのときの自分は僕だったのかと、親友に囲まれて過ごしていたあの日々は本当に存在していたのかと、自分に問いたくなる。もうあんな毎日なんて二度と送れないんじゃないかなと思ってしまう。過去の栄光とはよくいったもので、大したことない思い出でも美化されてしまう。それがさらに自分を苦しめる。


でも、もしかしたら「そのつらさ」を原動力にさせるために、毎晩のように夢に出てきているのかもしれない。まだ諦めるのは早いんだと訴えかけているのかもしれない。夢は自分の心情を映し出すらしい。もしそうであれば、やっぱり一番望んでいるものは親友なのかもしれない。