ネット小説

ずっと読んでいました。正直、虚脱感で溢れています。特に学校生活だとか、苦難ありつつの青春を描いている小説だとかは、胸が苦しくなる。ある著者のコメントにこんなものがあった。


「なんだかんだ言ったって、毎日顔を合わせられる同級生が何十人も居て、しかもそのメンツで何年もの間を一緒に過ごせる『縁』を与えてくれるのって高校までなんですよね。大学にもなれば『クラスの仲間』なんて概念は無くなってしまうわけです。出会おうと思わなければ、いとも簡単に出会うことすら難しいようになる。だから○組という枠があれば、いやあるだけで、自然と新しい友人に出会う機会も増えてくる。隣の席、番号の人と偶然仲良くなったりってこともあるかもしれません。普通なら話すことさえないような人とも、クラスが一緒だからという、ほんの些細なきっかけから出会いが始まったりなんてこともあるかもしれません。だからこそ学校生活というのは、たとえつらいことがあったとしても、思い出に残るものなんだと思います。」


後悔してるかときかれたら、たぶん僕は頷くんだろうな。毎日同じ事の繰り返しなんていやだと思っていたけれど、実はそうじゃなかった。当たり前を失って初めて、気づくことができた。自分は本当に、平凡な学校生活を望んでいたんだなぁって。高校生活もあと2年なんだよな。ぶっちゃけ、かなりきついよ。友だちとは大学生になってからでも遊べるかもしれないけど、高校生活は人生に一度しかないんだよ。友だちと一緒に登校して、つまらない授業受けて、些細なことで笑い合って、ひょんなことから友だちが増えて・・・なんて、そんな平凡さえもう、無理なのかなと思うと、ね。これ以上ない苦しさだよ。自分が思っているほど楽しいかどうかはわからないのにな。現実と夢の区別って、難しいよ。厳しいよ。