世界

最近、テレビ(番組)に興味がなくなってきた気がする。なんか見てても時間だけが消費されているように感じて。それに先日、自分の部屋に置いてあったテレビをリビングに移動させてから、部屋がものすごい静かになった。パソコンするか寝るか本を読むかのどれかしかない。たぶん気がついたんだと思う。テレビが無くても生きられることに。むしろテレビは害を及ぼすことに。


テレビを移動させてから少しの間は正直、もぬけの殻みたいになった部屋で過ごすなんていやだと思ってリビングで一日中過ごしてたけど、今はなんか良い感じ。落ち着いてる。本を読む機会もわずかながら増えたし、ちょっとだけ前に進めた気がする。


長かった。こういうことに気づくのに、2年かかった。テレビを見ないで生きられるわけがない、そうずっと思っていたけど、今はそうは思わない。「わけがない」なものって意外に大事じゃなかったり、逆に害を及ぼしているんだなと痛感した。人間ってそういう「大事だと思い込んでいる」ものをどんどん増やしていってしまうから、視野が狭くなって、本当に大事なものを見えなくしてしまっているんだろうなぁと、しみじみ感じたりしてました。